石英硝子はガラスの一種ではありますが、その性質は他のガラスとは大きく異なります。

 

石英硝子は一般的なガラスと異なり、水晶(石英)だけを原料としています。単一成分(SiO2)でできており、その純度はきわめて高く金属不純物の含有量は数10ppm(10万分の1)程度です。

この単一成分で不純物が非常に少ないという特色から、石英硝子は他のガラスに比べ優れた性質を持っているのです。

1.熱に強い

通常のガラスの軟化点(ガラスが柔らかくなる温度)が600℃~に比べ,石英硝子は1700℃程度と高くなっています。このため細工(火炎加工)するためにはとても高い温度が必要となり、一般的には酸水素バーナーが使われます。
また熱膨張係数が小さいため急熱急冷にたいして高い耐熱衝撃性を持ちます。

2.光を良く通す

不純物の含有量が少ないため光の吸収がなく、光の透過率が高いという特性があります。赤外域(4μm)から紫外域(0.18μm)まで透過するため半導体の紫外線照射工程や光ファイバー等にも使われています。

3.薬液におかされにくい

耐酸性を必要とするビーカー、試験管などの実験器具にも使用されます。
通常のガラスに比べ高い耐薬品性を持ちます。